高橋源一郎『日本文学盛衰史』 読書しつつ感想しつつ(39) -----ネタバレあり。注意。 歴史其儘と歴史離れ たしかに、 近ごろの子供に与えられる名前を、こうして改めて眺めるとき、 あらわになってくるものを、 歴史意識の忘却、と呼んでいいかもしれない。 同じことが、育児書の変化にも当てはまるとみえる。
産科の廊下で、為すすべなく座る男の隣に、
無政府主義によって、
「なにかそらおそろしいものを感じませんか」
わたしはといえば、 ◆
さてさて、 具体的なものは、常にどこか、まぬけだ。
しかし、生まれてしまった以上、 この章で生まれた赤ん坊には、具体的にどんな名前が付くのですか?
2001.6.20 |