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だらだら話 19

  ヨガを始める時の基本的な注意(ヨガだらだらから)

「だらだら話」の他に、「ヨガだらだら」というのを英文で出しています。その日本語訳をくれないかという依頼がありましたので、又、おっちょこちょいに飛びついてやってみます。
 こちらは日本語版と違って、ヨガのことだけですので, ヨガに興味の無い方はつまらないかもしれません。その反対に、ヨガをなさってるかたは、是非読んでください。第1話は基本の基本ですが、もう1度基礎を確認してください。

 第1話

 皆さん(これを読んでくださるかた)初めまして。私はインドでヨガを習ったヨギです。(ヨガをする人のことをヨギといいます)。
 英語で書かれたヨガのいい本を薦めてくれという依頼を今までに何回も受けました。
 市販されているいい本はたくさんあるでしょうが、簡単で解りやすいのは少ないのではないかと思います。特に本やテ−プで独習を始めようとしているひとにちょうどいいのが。
 それでこの「ヨガだらだら」を書こうと思い立ったのです。
 ヨガはすばらしいものです。もしお続けになれば、必ずいろんないいものを得られると思います。でも、注意しましょう。気を付けないと、ヨガにも害があるということです。ちょうど、大変良く効く薬ほど、間違って使うとこわいのとおなじことです。
 今までに質問されていることにお答えすることから始めてみようと思います。

 1. ヨガを独習するにあたって、気を付けなければならないことはなんでしょうか?

 まず、本屋さんに行って、アサナ(ヨガのいろんなポ−ズ)と呼吸法の書いてある本を買っていらっしゃい。たくさん売っていることでしょう。やさしそうなので写真のたくさんあるのがいいでしょう。
 さあ、もう始められますよ。その本を見ながら,そして私の注意を読みながら。

 第一に一番大切なこと、よーくおぼえておいていただきたいことは、決して無理をしないということです。不愉快なこと、痛いこと、厭なことは絶対にしないでください。ひとつのアサナを苦しいほど長く続けないでください。気持ちのいい程度というのがすべての目安です。

 やさしいことばかりやっていたのでは、進歩も効き目も無いのではないかという人がいます。そうではありません。このことについては後で述べることにします。
 今のところは、ただ私の言うことを聞いて,そのとおりにして下さい。
アサナについては、お手許の本に書いてあるとおりでいいでしょう。何か難しそうなアサナに挑戦する時は、気をつけてやり過ぎないようにして下さい。注意しなくてはいけないのは、呼吸法です。

 ご存知のように、呼吸は体に大きい影響を及ぼします。「ご存知のように」と申しましたが、体だけではなく心にも,呼吸がどんなに大きい影響を及ぼすかは多分御存知無いのではないでしょうか。呼吸はすべてに大きく働きかけます。それはよい面にでも悪い面にでもそうなのです。呼吸法を始めるときには, 充分に余裕を持ってやってください。

 先ず練習していただきたいことは、ゆっくりと呼吸するということです。これは大変大切なことです。ご自分の呼吸を数えて、ゆっくりと、静かにそして規則正しく呼吸できるようにして下さい。
 これが出来るようになって初めて、本に書いてあるようないろんな呼吸法に進むことが出来ます。

 ゆっくり呼吸をすることを練習するあいだでも、時どきお休みを入れなくてはなりません。ご自分に合った自然の呼吸を間にはさむということです。さっき充分な余裕を持ってくださいといったのはこのことです。
 これさえ忘れなければ、本に書いてあるいろんな呼吸法をやってみても大丈夫でしょう。

 もう一度いいます。最初にすることは,ゆっくりと、静かに、そして規則正しく呼吸をすることです。先ず上向いて,お休みになってください。体全体をゆるめてから、呼吸を数えてみてください。

 最初は、2秒で吸って2秒で吐くというのをやってください。それに慣れたら、3秒ずつに伸ばしてください。次の段階では、3秒で吸って4秒で吐いてください。
 この段階での呼吸を1〜2ヶ月続けてください。その後で、吐く方だけを少しずつ伸ばしていきます。吸う息は3秒にとどめて置いてください。吐くほうだけを伸ばしていくのです。

 ではやってみてください。
 なにかご質問がありましたらどうぞ。

 木村詩世 電子メール アドレス:bahchan@va.u-netsurf.jp
 私のメアドのbahchanというのは、日本語で老女ということです。私は76歳なのです。でもご心配はいりません。
 頭はまだしっかりしていますから。(自分でそう思っているだけかもしれませんが)

2005年5月



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〈筆〉waikari bahchan=木村詩世