糸源酒店
戻るの意味はこれです。
「普通の子」キレて凶行
ちょっと飛躍するかもしれないが、続ける。
「カッコよかった」が、「ナイフを持っていた」の意味とは言えない。
もう少し角度を変えて続ける。
「優しく明るい先生」死亡した腰塚教諭
ではそろそろ一番大切だと思うことを書こう。
「.......................................................」が、
ただ、だからといって、
「.......................................................」に、意味というものがあるとするのなら、あくまでそれは、
そのことの意味を、本質を、だれもが必死で言い当てようとしている。 進むの意味はこれです。
と、朝日新聞に書いてあった。
この記事の一文が意味するのは、
「カッコよかったので」。なぜナイフを持っていたのか、という警察の問いに生徒はそう語った。
という記事の一文それ自体である。
これは記事の見出しである。
この見出しは、厳密には、
普通の子 切れて凶行
とはやや違った意味であると受け取るのが正しいのと同様に、
栃木県黒磯市埼玉の市立黒磯北中(塩山元久校長、四百六十七人)で二十八日午前、英語担当の腰塚佳代子教諭(26)が、校舎内で一年生の男子生徒(13)に刺されて死亡した。
を意味するわけでもない。
「普通の子」キレて凶行
という見出しの意味は、やはり、
「普通の子」キレて凶行
という見出し自体である。
「ナイフを持っていた」の意味は、「ナイフを持っていた」そのことの中にある。
それ以外の言葉が「ナイフを持っていた」の意味であることは、原理的にありえない。
という見出しもある。
これを読んで僕もあなたも納得するだろう。
しかし、そのとき「優しい先生だったのか、明るい先生だったのか、なるほど、死んだ腰塚先生について、誰かがこう言ったのか、一面的かもしれないが、まあ事実だろう」という納得をしたのかというと、そのようで、実はそうではない。あくまでも
「優しく明るい先生」死亡した腰塚教諭
と納得したのである。
つまり、
「優しく明るい先生」死亡した腰塚教諭
という文の意味は、
「優しく明るい先生」死亡した腰塚教諭
という文それ自体にあり、それ以外にはあり得ない。
わかってもらえるでしょうか。
「普通の子」キレて凶行・教師「言葉通じぬ」
栃木県黒磯市埼玉の市立黒磯北中(塩山元久校長、四百六十七人)で二十八日午前、英語担当の腰塚佳代子教諭(26)が、校舎内で一年生の男子生徒(13)に刺されて死亡した。
と報道されたことは事実であり、それはとても的を射た報道だと思う。
「.......................................................」の意味が、
「普通の子」キレて凶行・教師「言葉通じぬ」
であるのではないし、
栃木県黒磯市埼玉の市立黒磯北中(塩山元久校長、四百六十七人)で二十八日午前、英語担当の腰塚佳代子教諭(26)が、校舎内で一年生の男子生徒(13)に刺されて死亡した。
であるのでもない。
「.......................................................」でしかない。
「.......................................................」というそれ自体の形がそれ自体の意味を示しているのである。
でもそれは原理的に不可能なことなのだ。