知花昌一さんが富山大の学祭に来るというので、誘われて福井から出かけていきました。6月2日のこと。 富山大学学生自治会などが「6.2 知花昌一氏講演会 / 基地も安保もいらない!! 〜沖縄からの熱き訴え」として開催したものです。 知花さんは、ご存じの通り、沖縄で米軍に土地を奪われたいわゆる反戦地主の一人。4月1日から国が不法占拠を続けている「ゾウのオリ」に、先月地主としてようやく立ち入りができました。 会場で書き留めたメモの抜粋などを載せます。 知花さんの話 基地とは怖いものだった。そこへ堂々と入れるのだからうれしかった。 僕の初任給が47ドルの時、アメリカ兵は下っ端でも200ドルもらっていた。 基地はそのままという密約があった。 外務大臣は「これだけのことで見直しは早すぎる」と言った。 国は「基地にちょとでも足を踏み入れると電波障害を起こすからダメだ」と言った。しかしそれは全部嘘だった。 「どうしてあんなに頑張れるんですか」と聞かれると、反戦地主はみんな笑う。 お母さんが鎌や包丁でわが子を殺したのだ。 どうしてそんなことが母親にできたのか。 反戦地主は自分たちを「火種であればいい」という。 太田知事は「ノー」と言った。沖縄の人は喜んだ。これまで120年間言えなかったことだ。 沖縄がいやだというので法を作ってそれを押しつぶし、基地を永遠に押しつけようとするのだ。 なぜあんなことができるのか。あれができるのは、軍隊だからだ。 もしも、特別立法が作られたなら、沖縄は日本を見放すだろう。 琉球は軍隊がない国でした。 死を粗末にする者は家の墓にもいれてもらえない。 軍隊もなくなったら大変といえば大変かもしれない。でもやってみたらいい。 日の丸を振った時も振らない今も平和を求める気持に変わりはない。 おまけ写真 感想
知花さんの話 基地とは怖いものだった。そこへ堂々と入れるのだからうれしかった。 僕の初任給が47ドルの時、アメリカ兵は下っ端でも200ドルもらっていた。 基地はそのままという密約があった。 外務大臣は「これだけのことで見直しは早すぎる」と言った。 国は「基地にちょとでも足を踏み入れると電波障害を起こすからダメだ」と言った。しかしそれは全部嘘だった。 「どうしてあんなに頑張れるんですか」と聞かれると、反戦地主はみんな笑う。 お母さんが鎌や包丁でわが子を殺したのだ。 どうしてそんなことが母親にできたのか。 反戦地主は自分たちを「火種であればいい」という。 太田知事は「ノー」と言った。沖縄の人は喜んだ。これまで120年間言えなかったことだ。 沖縄がいやだというので法を作ってそれを押しつぶし、基地を永遠に押しつけようとするのだ。 なぜあんなことができるのか。あれができるのは、軍隊だからだ。 もしも、特別立法が作られたなら、沖縄は日本を見放すだろう。 琉球は軍隊がない国でした。 死を粗末にする者は家の墓にもいれてもらえない。 軍隊もなくなったら大変といえば大変かもしれない。でもやってみたらいい。 日の丸を振った時も振らない今も平和を求める気持に変わりはない。 おまけ写真