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だらだら話 1

  初めに
ご無沙汰しました。今度からこんな物を、ちょいちょいお送りしようかと思いたちました。こんな物詰まらないから要らないという方は、その旨お知らせください。せんだって、或る本屋さんから、本を出さないかと言う話がありまして、ゴーストライターをしてくださる方まで決まったのですが、いざ始まってみると、色々と制約が多くて思うようになりません。それで、わたしは私なりに好きなことをだらだら書いて、読んでくださる方だけに、読んでいただこうかと思い始めたのです。ヨガの事や、旅行の事など混ぜこぜになると思います。次の文は、ゴーストライターの方に送ったものですが、これからはじめます。

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遅くなって、すみませんでした。やっと、これの前に座る態勢を整えました。これからは、少しずつ定期的に見ていただけると思います。でも「少しずつ」ですから、後は貴方がよろしく料理してください。自費出版のことは、そうしようと言う気にはなっています。でも、私一人の力で、一冊にするだけの原稿「の更に下書きにしても」を書くのには、ずいぶん長くかかると思いますので、まだまだ先のことだと思います。今回の事がきっかけになって、ようし、死ぬまでかかって、私の知っている範囲のことを、解りやすく書き残して見ようという気になりましたので、その点でありがたかったと感謝しています。ただ、「死ぬまでかかって」ですから、つきあいきれないと、いわれるんじゃないかとおもいます。とに角、ご質問の件には、ひとつずつ、お答えします。1.ストレッチ以外に何をするのですか?に対しては、ヨガでは、ストレッチ以外をするのです、と答えたい。私のレッスンでは、最初の30分位、ストレッチ系をやりますが、これは、そういうものもないと、生徒さんが物足りないだろうという気持ちがあっての、いわば少々オモネです。

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ヨガのレッスンはサバーサナ(死体のアサナ・図A)を第一とするアサナの部分からはじまります。アサナの中でパドマアサナ(蓮華座のアサナ・図B)が、アサナの王者と言われています。このアサナで、何時間も坐って瞑想するのが、ヨガの極致です。そのためには、体が出来ていなければならない。(体の軟らかさと強さが必要)その体を作り上げるのが、パドマアサナ以外のすべてのアサナの目的であるとされています。勿論、その中には、ストレッチ的要素は含まれていますが、アサナという言葉の意味そのものが、快適に静かに静止するということですから、少々辛いほど引っ張るというストレッチとは、おのずから異なるわけです。

    イラスト0103  図A             イラスト0104  図B

快適にやっていたんじゃ体に効かないんじゃないか?という疑問をよく耳にしますが、保持の長さが、それを補う」ようです。保持とは、或るアサナの形をとった後、そのままじっとしていることです。この保持の長さは、先生によって違いますが、私の教わったポタンジャルヨガでは、何分という数字で決めるのではなく、自分の体に聞いて、快適な長さだけ保持していろと言われています。そうして、或る程度からだが慣れて来たら、少なくとも3分くらいは保持しろということです。この理由は、後日書きます。

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この辺で、私の失敗談をひとつ。インドでヨガを習い始めたものですから、初めのうちは、毎年2カ月ずつ、インドに行って同じ先生についていました。何年目かに、もうそろそろ武者修行に行ってもいいとの許しが出て、インドの北の方のリシケシというヨガの聖地にある、シバナンダアシュラムに行きました。2週間ほどだったと記憶しています。ガンジス河の上流にあるので河の水がエメラルドグリーンに澄んでいたのが、今も忘れられません。又、野猿の多いところで、柿の木に柿の実がなるように、木に猿がなっていたのも忘れられません。

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このアシュラムでは、4時間ぶっ続けに瞑想をするクラスがあるので、それに参加」しました。かなりの音量の音楽をかけての瞑想ですので、私の好みではありませんでしたが、まあ、何事も経験だと思って参加しました。背筋をしゃんと伸ばし、脚を蓮華座に組んで、毎日4時間ずつ坐っていたのです。5日目には歩けなくなりました。ひどい腰痛にみまわれたのです。腰の後ろを伸ばすアサナと、捻りのアサナで、自分で治しましたが、かなり辛いおもいをしました。

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そこのスワミに相談にいきましたら、「いっぺんにそんなに長く坐るからだよ。壁にもたれて、腰にはクッションを当てなさい。」と言われて、「そんならもっと早く言ってくれよ。」と恨みました。背筋を伸ばして坐るのは、健康に非常に良いことなのですが、どんなに良い事でもやりすぎると良くないという典型的なエピソードです。皆さんも気をつけてください。

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今日はここまでにします。ちょっとヨガの事が多くてヨガに関係の無い方には、詰まらなかったかも知れません。このつぎはもう少し違う感じでかきます。リクエストが出ているのは、何故塾やヨガを始めたのかということです。



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〈筆〉waikari bahchan=木村詩世