1人分の一泊料金。つまりツインの場合は2で割った金額。ほとんど現地通貨で支払ったが、円に換算して比較。1ドル=120円台という当時の悲しきレートにて。
第7位
1人
260円ベトナム・ホーチミン トリプル=80000ドン
大通りに面した5階にあり、部屋もベランダも広くて居心地がよかった。ホーチミンは旅行者が多く宿もたくさんあったが、カンボジアから一緒だった人とともに3人でずっとここにいた。*以前ここに8000ドンと記しましたが間違いでした。
第6位
1人
250円タイ・バンコク ツイン=100バーツ
旅の初日、夜遅く着いたバンコクの安宿街カオサンで、やっと空いていた宿。
第5位
1人
200円タイ・チェンマイ ツイン=80バーツ
コリアン系の経営らしく韓国人の旅行者が多いという不思議なホテルだった。
第4位
1人
150円中国・雲南省大理 ドミトリー=10元
大理は山と湖に囲まれた静かな古都。日本食を出す食堂が乱立しているせいもあって、たまり場のホテルを決めて月単位で滞在する日本人が多い。僕は9日間いたが短い短い。
第3位
1人
125円カンボジア・シェムリアプ ツイン=2ドル
シェムリアプはご存じアンコールワットのあるカンボジア北部の都市。2食付きで1人2ドルだったから、食事代1ドルを引いて、宿代は1人1ドルというわけ。水と電気がときどき切れた。
第2位
1人
90円中国・雲南省麗江の虎跳峡(とらとびきょう) ドミトリー=6元
麗江から半端でないトレッキングに出かけ、山の登り口で泊まった宿。ボイラーのお湯をモーターとホースで汲み上げてシャワーにする方式を壊してしまって大騒動。
第1位
1人
75円中国・雲南省麗江の虎跳峡 ドミトリー=5元
トレッキング途中で泊まった山小屋。1泊の予定が風邪気味で3泊もしたが、目の前に迫る5千メートル級の断崖をゆっくり眺められ、休養もできてむしろよかった。ここはチベット系の人々が住む土地。手伝っていた小さい娘たちはチベット名、中国名(学校で呼ばれる)、英語名(宿泊客のためと英語の勉強のため)の3つの名前を持っていた。
第0位
1人
0円中国・雲南省麗江 ドミトリー=0元
これは番外。実際は1人12元(180円)だが、「あのホテル、部屋にチェックしに来ないから、初日だけ払えばあとはタダで泊まれるんじゃないの」との噂を聞きつけ2回ほど実践したのである。毎日がらんとしていたし、寝具を取り替えるわけでもないベッドにただもぐり込むだけだったのだから、どうか許してください。どうしてこうもケチケチしたのか。今考えるとわからない。金銭感覚とは行く先々でころっと変わるものなのだ。
* 写真は、プノンペンにあるトゥールスレンという場所。かつてポルポト政権に虐殺された人々は、まずこの部屋に監禁され拷問を受けたという。