高源同盟結成草案



**さん、**さん、返答どうもありがとう。 ホントにこちらこそ挑発的でした。 すみません、 とつい言ってしまうのは何故だろう、という問いもここで生まれるわけですが、 あのままでは、なんか後味が悪いので、謝ります。 それはそれとして。 下の発言でなぜだなぜだと他人に問いながら、僕は実は答がわからないのです。 ただ、その問いは、高橋源一郎さんを読んでいるうちに、 だんだん自分のものとして固まってきたものではあります。 いろんな作家がいて、それぞれ問いを与えてくれます。 そのなかで高橋源一郎さんを今わざわざ自分の問いとしてここに表明するのは、 それが賢いことのように感じるスノッブな気持ちからでもありますが、 でもそれだけでは決してなく、 やはり、だれもがつい間違えてしまうのに、それに気づきにくい、 思考上あるいは小説上のある陥穽を高橋源一郎さんだけが示そうとしているように見 えるからです。 今あえて、たとえば村上春樹でなく、筒井康隆でもなく、高橋源一郎を選んでここに 来る僕たちは、 かすかではあっても、そういう問いに気づこうとしている仲間のように感じます。 どうか仲良くしましょう。


Junky
1997.7.

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