追想
'99夏の旅



前ふり

とりたてて珍しくもない旅行の話を、いちいち書いて伝えるだけの理由はあるか。というとそれは分かりません。分かりませんが、ほかの話とて同様にためらいつつ書いているわけだし、そもそもインターネットの個人ページ自体が、確たる目的や根拠を持つわけではなかろう。だから別にいい。そういうわけで、ここ2ヶ月ほど中国と中央アジアを見て歩いた体験を、無心に綴っていくことにします。

なんらかカテゴリーやテーマに分けて記していくのも手なのですが、そういうことを目論むと、なにかと勿体をつけたり出し惜しみをしたり、挙げ句書かずじまいだったという轍を踏むことにもなりかねないので、それは止めます。幸い旅行中ノートにそこそこ記録を付けてきたので、それを読み返して思い出したこと、さらには改めて思いついたことなどを、日付の順で書き進めていきます。

なんか前置きが長いです。別に、急いで中身に入ったからといって面白いとは限らないからですが、まあこのへんで本題へ。まずタイトルから。



タイトル!