福井新聞(1996年3月27日)に掲載された記事
県や市町村などでつくる県ふるさとづくり推進協議会(会長・宮永雅俊県総務部長)は、本県のイメージアップを図るためインターネットで県内三十五市町村の情報を提供する事業を新年度からスタートさせる。十月上旬にはホームページを開設、イベントや文化歴史などの情報を国内外に発信する。
全国では独自にインターネットで情報を発信する市町村が増えているが、一都道府県の全市町村がインターネットと接続し、情報発信するのは全国で初めて。
提供する情報は、初年度は各市町村のイベント情報、公共施設案内、文化歴史情報などで、協議会として五画面、市町村それぞれ三画面ずつの合計百十画面を作製する予定。この中には、市町村の職員がまとめた文字情報も随時織り込まれ、最新の情報も提供していく。ホームページ開設は十月上旬の予定。
同事業は平成十二年までの五カ年で総事業費一億円をかけて実施。独自サーバーは設けず、既存のサーバーを利用。九年度以降は各市町村の画面を増やし、情報内容を充実させていく。
県では昨年九月にホームページ「インターふくい」を開設してインターネット上での本県の情報を提供している。市町村独自の情報を発信していく今回の事業と合わせて、イメージアップをさらに図りたいとする。
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