橋本龍太郎さま。
あ、僕、大蔵大臣やってもいいですよ。手あげる人がいないんなら。
政策としては財源はほとんど寝たきり老人&病人に回します。いつもいちばん辛いのはこの人たちだし、これからはこの国の主役にもなりそうなので。でも国家予算は今の半分くらいでいいね。やっと戻りかけた景気をまず冷やし、会社を冷やし、頭を冷やし、ナトリウムも冷やし、地球を冷やすのです。なに、大丈夫、都市博だってとりあえず中止してあとはどうにかなりそうなのだから。
ただ無茶言ってるだけだとお思いの方、当たっています。だけど、これに負けないくらいニッポンの政治家や財界や官僚は無茶してるんです。今日の朝日新聞には驚きました。
住専、例の6千億円の税金をつぎ込むことになった住専から、6百億円もの金を借り不良債権にしていた不動産会社があるらしい。その不動産屋の取締役をつい最近までしていたのが村田吉隆という男。もともとこの問題にはいちばん責任が大きい大蔵省の偉いさんとして権勢を振るい、当然のごとく天下りした先がその不動産屋ってわけだ。しかもその後のうのうと代議士になり、なんと今しも経済企画庁の政務次官をやってるってんだから、庶民はアホらしくなる。 (僕は横町のご隠居か)
朝日新聞の調べでは、村田という政財官癒着謀略失策体現男は、その6百億円踏み倒し不動産屋から2千万円の役員報酬をもらっていたという。(もちろん大蔵省からの退職金だってきっちりもらったんでしょう)今になって「ぼく悪くないけど、じゃ返す」などと言い始めたようだ。
もう僕らはあしたから税金払うのやめよう。借金は返さなくてよろしい。そのくらいしないと、この頑固なシステムは壊れない。革命だ。暴動だ。
大蔵大臣でした。
Junky
1996.1.10
■ファイル一覧
■迷宮旅行社・目次